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御影堂

御影堂のある誕生院は、弘法大師空海が生まれた佐伯家の邸宅跡に建てられた寺院です。江戸時代まで独立した寺院として善通寺全体を監督、管理していました。その中心となるのが御影堂です。現在の建物は天保2年(1831)の建立で、昭和12年(1937)に大規模な改修を行っています。
「御影」とは、一般的には祖師そしてそのお姿をいいます。真言宗では弘法大師空海のお姿を指し、御影堂奥殿の厨子内には秘仏・瞬目大師(めひきだいし)像がおまつりされています。寺伝では、空海が唐にわたる際、寂しがり心配する母上のために、池に映る我が身を写した画像だと伝えられています。そしてその厨子前には木造の弘法大師像と四天王像を安置し、幼少時のお大師さまの姿をあらわした稚児大師像やご両親の佐伯善通、玉寄御前の像もあわせて奉安されています。この奥殿は玉寄御前のお部屋があった場所と伝えられており、まさにここが大師信仰の聖地なのです。

内陣

 

戒壇めぐり

御影堂の地下には約100メートルの通路をめぐる「戒壇めぐり」があります。真っ暗な中を進み自己を見つめなおす精神修養の道場です。中心は、弘法大師の母・玉寄御前のお部屋があったとされる場所です。その中央には大日如来像を安置し、大師とのご縁を結ぶことができます。

拝観料(宝物館拝観を含む)
大人(高校生以上) 500円  小人(小・中学生) 300円
詳しくは拝観時間・料金のページをご覧ください。